NHKの2024年大河ドラマ「光る君へ」の追加キャストが発表された。
- 参照:2024年 大河ドラマ「光る君へ」出演者発表 第2弾 紫式部(まひろ)と道長の身近な人びと(2023.02.21)
このドラマの主人公は紫式部、女性である。
昔のNHKは、同局のテレビドラマ二枚看板、大河ドラマ=男主人公、朝ドラ(連続テレビ小説)=女主人公……という形で男女のバランスをとってきたと個人的に考えてきた。
それが女主人公の「篤姫」(2008年)の成功体験に毒されたか、はたまたフェミニズムやポリティカルコレクトネスといった風潮、(現代的な)「政治的正しさ」を反映してか、近年の大河ドラマの歴史は、無理やり女主人公の物語を乱発しては「スイーツ大河」と揶揄され、駄作を連発し、視聴者離れを起こしてきた。
- 参照:ピクシブ百科事典【スイーツ大河】スイーツ大河とは駄作の大河に呼ばれる蔑称である
しかし、よくよく考えてみると、朝ドラの方も「マッサン」(2014年)とか、「エール」(2020年)とか、「らんまん」(2023年前期予定)とか、女性のヒロインはいるが、主人公はあくまで男性というドラマがあったのだ。
大河ドラマも朝ドラも、だいたい交互に男と女で主人公を変える。これが我が国の公共放送=NHKが考える「ジェンダーバランス」だったのである。
今さらながら、そんなことに気が付いた。
それは「政治的に正しい」のかもしれないが、テレビドラマの面白さに結びつくのか、分からないが。
まぁ、主人公が男だろうと女だろうと関係なく、今年、2023年の大河ドラマ「どうする家康」の内容は酷いらしい(1回も視ていない)。視聴率も低空飛行だ。
「光る君」が素晴らしいテレビドラマになることを祈っている。
日曜の夜がつまらない……というのはなかなか辛いものだからだ。
(了)
続きを読む