日本は断じて野球の国である,サッカーの国ではない!?
玉木正之の「スポーツって、なんだ?」#15 日本で野球が人気なのはなぜ?
2020年の東京オリンピックに向けて、スポーツを知的に楽しむために──数多くのTV番組に出演し、多岐に渡って活躍するスポーツ評論家の玉木正之さんが、文化としてのスポーツの魅力を解き明かす。第15回では、西洋から日本に伝わったスポーツのなかで、なぜ野球が人気を得たのか、その歴史的・文化的背景に迫ります。(詳細は下記ツイッターのリンク先参照)春陽堂書店@InfoShunyodo【メディアサイト更新情報】
2019/03/01 13:37:43
「スポーツってなんだ?」
第15回は、日本で野球が人気なのはなぜ?
言われてみれば、なぜなんでしょう?
#玉木正之
https://t.co/Ctoz103gBV
【玉木正之氏】
玉木正之説の総括,批判,あるいは超克
玉木正之氏「日本で野球が人気なのはなぜ?」の間違いの数々
- 明治初期、欧米からあらゆるスポーツ競技が日本に紹介されたが、日本人の間で瞬(またた)く間に圧倒的な人気を獲得したのが「野球」だった⇒間違い⇒玉木正之氏「日本で野球が人気なのはなぜ?」に反論する(1)2019年03月10日
- 日本人は数字や記録が好きで、打率・本塁打数・打点・勝利数・防御率など、多くの数字や記録が並ぶ「野球」が日本人には理解しやすかった⇒間違い⇒玉木正之氏「日本で野球が人気なのはなぜ?」に反論する(2)2019年03月14日
- 野球は「スポーツ」ではなく「ドラマ,演劇」として鑑賞することができ、「スポーツ」よりも「ドラマ」に感情移入しやすい日本人には野球が適していた⇒間違い⇒玉木正之氏「日本で野球が人気なのはなぜ?」に反論する(3)~虫明亜呂無を疑う_2019年03月19日
- 日本人は元来「チームプレー,団体戦」よりも「1対1の対決」を好む。サッカーの「11対11」またはラグビーの「15対15」の「チームプレー」よりも、投手vs打者の「1対1の対決」である野球の方に日本人の関心が集まった⇒間違い⇒玉木正之氏「日本で野球が人気なのはなぜ?」に反論する(4)2019年03月21日
【玉木正之氏「日本で野球が人気なのはなぜ?」より】
「日本人は=団体闘争が苦手」と説く河内一馬氏への疑問
徹壱@football@tete_room個人的に注目している河内一馬さん(@ka_zumakawauchi)。思わぬ共通点があって驚いています→
2019/02/21 12:12:36
日本人アスリートはなぜ「団体闘争」が苦手なのか? 河内一馬と考える『芸術としてのサッカー論』<1/2> - 宇都宮徹壱ウェブ… https://t.co/AFXrdDNjdV
徹壱@football@tete_room後半部分がアップされました。石井和裕さん(@ece_malicia )、中村慎太郎さん(@_Shintaro_)を交えて興味深い議論になっています→日本人アスリートはなぜ「団体闘争」が苦手なのか? 河内一馬と考える『芸術としてのサ… https://t.co/5OhDIr6WNN
2019/02/22 12:50:23
いずれにしても〔…〕その度合いが日本より高いか早いかという問題は、系統的に収集された実証的データを基にして解かれるべきであって、恣意的に選ばれた逸話や言語表現〔あるいは個人的な実感や体験〕の集積だけでは、結論にたっすることはむずかしい。杉本良夫とロス・マオア『日本人論の方程式』185頁
故平尾氏誠二氏と河内一馬氏による思想的リングワンダリング
■すぐに怒る欧米人と感情表現が苦手な日本人
──〔…〕これまでにも「日本人はなぜサッカーに向いていないのか?」という議論になったときに、〔…〕やれ「日本人は農耕民族だから」といった抽象的な議論ばかりだったように思います。ところが河内〔一馬〕さんはサッカーに限定せず、まずスポーツをいくつか分類した上で「日本人はなぜ『団体闘争』が苦手なのか」という問題提起をしたところに新しさを感じます。それにしてもなぜ、こうした発想に至ったのでしょうか?〔聞き手:宇都宮徹壱〕河内 もともと「日本人というのはどういう民族なんだろう」とか「どういう特徴があるんだろう」ということを勉強するのが好きだったんです。一方で「団体闘争」というのは、ものすごく文化的な依存度が強いと思っていて、国によってはものすごく特徴が出る。たとえばチームワークひとつをとっても、「競争型のチームワーク」と「闘争型のチームワーク」の2種類があると考えています。──「競争型」はチームメイトに干渉しないチームワーク、「闘争型」は逆にぶつかり合うことをいとわないチームワーク、ということでしょうか?河内 そのとおりです。前者の典型例がまさに日本人で、基本的に自分が納得しなくても前に進めることができるし、周囲が心地よくなるための努力さえできる。でもサッカーの場合、合わない部分があったら、ぶつかってでもそれを解決しないとチームとして機能しないですよね? そこは欧米人のほうが、はるかに得意だというのが僕の考えです。──よくわかります(笑)。ただし「競争型のチームワーク」と「闘争型のチームワーク」というのは、決して優劣をつけられるものではないようにも思うのですが。河内 もちろんです。どっちがいいとか悪いとかではなく、やっぱり日本人が築こうとするチームワークというのは「団体闘争」には合わないという話です。だったら「団体闘争」を前提としたチームワークを築いていくしかない。そもそもチームメイトと意見が対立するのは、日本人も欧米人も関係なく起こり得るものですが、ぶつかりながらすり合わせようとするのが欧米人で、不満を飲み込んで周囲に配慮するのが日本人。なぜそうなるのかというと、日本人は感情表現が苦手だからだと思っています。
ラグビーは狩猟文化
勝田 いつも思うのは、イギリス人〔欧米人〕と日本人の文化の違いについてなんだけれど……。平尾 日本人は敵対してから前進するのが下手なんです。敵対してしまったら、別れるしかない。彼ら〔欧米人〕は敵対してから、ともに前進することが出来る。この国民性がまったく違うんです。勝田 国民性の違いは民族性の違いとも言える。よく言われる狩猟民族と農耕民族の違いです。〔以下略〕平尾誠二・勝田隆『楕円進化論』52~53頁
gazinsai@gazinsai1995年ラグビーW杯におけるジャパン大惨敗の超A級戦犯である故平尾誠二氏が「欧米人は対立しながら組織を前進させられる…が,日本人にはそれができない」などとに述べていた。つまり、この種の発言はいつの時代も一緒である。 #宇都宮徹壱… https://t.co/XyIEz2pazf
2019/02/25 21:20:02
gazinsai@gazinsaiちなみに故平尾誠二氏(ラグビー元日本代表選手,監督)の「欧米人は対立しながら組織を前進させられる…が,日本人にはそれができない」の出典は『楕円進化論』。実践ではなく文化論で逃げる手法は藤島大氏らに批判されていた。 #宇都宮徹壱… https://t.co/xgPyrwMDzu
2019/02/25 21:22:25
河内一馬氏は「サッカー」に専念してほしい
gazinsai@gazinsai#玉木正之 「日本人は団体戦が苦手」
2019/03/07 19:32:45
#河内一馬 「日本人アスリートは〈団体闘争〉が苦手」。
いつの時代も同様で陳腐な議論が出てきてウンザリするが #日本人論 の馬鹿話は老害の玉木氏に任せて、若くて将来がある河内氏は… https://t.co/fNC3Fz1s3a
私たちは、社会間・文化間に全く相違がない、などというばかげた主張をしているのではない。「所変われば品かわる」のは当たり前のことだ。しかし、その点だけを拡大しておうむ返しのように述べているだけでは、ナショナル・ステレオタイプ〔民族性や文化など〕を不均等に増殖するという結果しか出て来ない。問題は、従来の日本人論が日本のユニークな特色だと主張していた現象の中には、実は欧米社会にもいくらでも観察できるものが少なくない点にある。その意味では、日本特殊独特説は、日本の異質性を不必要に誇張しているのではないか、というのが私たちの根本的な疑問である。この種の誇張に頭を占領されるとき、日本人の〔…〕コミュニケーションの道〔≒サッカー〕が断たれたりする。⇒杉本良夫とロス・マオア『日本人論の方程式』288頁